プロフェッショナルを目指して

自分に強みを身につけよう

専門性のある仕事を学び看護師としてステップアップしよう

看護師として活躍していくのであればより専門性の高い仕事に就き知識やスキルを高めていきたいと考えることも出てくるだろう。そういった時に良い選択肢となってくれるのが専門看護師だ。専門看護師はより高い水準の看護ケアを提供できる特定専門看護分野の技術と知識を身に着けた看護師のことで、日本看護協会によって認定されている資格でもある。

専門看護師には各種専門看護分野が定められている。その数は13あり、がん、精神、地域、老人、小児、母性、慢性疾患、急性・重症患者、感染症、家族支援、在宅、遺伝、災害となっている。各分野の専門看護師となることで患者により適切な知識のもとケアをしていけるようになるので、看護師として働いていく上でのやりがいも大きく変わってくるだろう。がん看護や精神看護などは需要も高く、やりがいはもちろん就職の選択肢も大きく広げてくれることとなる。キャリアアップはもちろん基本給や資格手当などの支給額アップにも繋がってくるため、もし自分が突き詰めて学んでいきたいと思う分野について専門看護師の資格が設けられているのであれば、取得しておいて損をすることはないだろう。

専門看護師の資格を持っていることでキャリアの選択肢が増えていくことも珍しくないので、看護師として大成していくことを目指す際も取得しておくと良い資格と言える。もちろん、より患者のためになる仕事をしていきたいという自分自身の気持ちにも応えていけるようになる資格でもある。

耳鼻咽喉科看護師として働く際のメリット

耳鼻咽喉科の看護師として働くメリットとしてまず挙げられるのが、様々な部署やスタッフと連携して専門知識を得られるという点である。耳鼻咽喉科では特殊な治療、検査も多く行われるため各所との連携が不可欠だ。形成外科や口腔外科などはもちろん、病棟や手術室スタッフ、また言語聴覚士作業療法士などとも連携して治療に当たっていくため、勉強になることが非常に多い。専門領域で働かなければ得られないような知識が多々あり、日々働いていくなかで自分の知識を広げていける。

耳や鼻、喉に関して誰もが経験する症状の治療に詳しくなるというのも耳鼻咽喉科の看護師ならではのメリットと言える。中耳炎や外耳炎、アレルギー性鼻炎といった症状はもちろん、回転性眩暈やメニエール病といった症状にも詳しくなっていく。医師の説明や検査、対処法や治療法について学べ、より看護師としての知識や技術を高めていけるだろう。診察の介助につくばかりでなく、看護師自身実際に処置や治療に関われるのも耳鼻咽喉科の大きな特徴でありメリットと言える。

耳鼻咽喉科はとにかく検査や処置が多いのが特徴だ。そのためそれらの対応を行うだけであっという間に時間が過ぎていく。仕事において身体を動かしている方が好きというタイプの場合、耳鼻咽喉科はより楽しく働ける職場となってくれるだろう。治療や処置といった看護師という専門職ならではの仕事を数多くこなしていけるため、やりがいを見出しやすい。

なお、耳鼻咽喉科での仕事を考えている人向けのサイトを見つけたので参考にしてほしい。